毎年、三重県伊勢市で開催される「伊勢神宮奉納全国花火大会」は、全国から選りすぐりの花火師たちが集い、その技を競い合う日本屈指の花火大会。
今年2025年も、壮大なスケールと荘厳な雰囲気の中で、感動的な夜が幕を開けます。
この記事では混雑を避けてゆったり楽しめる“穴場スポット”や、無料で観覧できるおすすめエリアをわかりやすくご紹介します!
アクセス情報や場所取りのコツもあわせて解説しているので、初めての方でも安心して花火大会を満喫できますよ。
伊勢神宮奉納全国花火大会2025とは?
伊勢神宮奉納全国花火大会の歴史と由来、スケジュールなどについてまとめます。
歴史と由来
「伊勢神宮奉納全国花火大会」は、三重県伊勢市で毎年夏に開催される全国規模の花火大会です。
正式には「伊勢神宮奉納全国花火大会」といい、全国の花火師たちがその技術を競い合う“競技大会”の形式で行われるのが大きな特徴です。
この大会の始まりは昭和28年(1953年)。
伊勢神宮への感謝と平和への祈りを込めて、全国の花火師が集まり、花火を奉納したのがきっかけとされています。
以来、伊勢神宮という日本人にとって特別な場所で開催される格式高い大会として、多くの人々に親しまれてきました。
また、全国から選抜された一流の花火業者が最新の技術と芸術性を競うことから、「花火師にとって憧れの舞台」とも言われており、見る人にとっても非常に見応えのある大会です。
毎年、伊勢の夜空に打ち上がる数千発の花火と、その背景に広がる神聖な伊勢の風景は、他の花火大会とは一味違う、厳かで感動的な体験を与えてくれます。
開催日・時間・打ち上げ数の基本情報
「伊勢神宮奉納全国花火大会2025」の開催日、時間、打ち上げ数に関する基本情報は以下のとおりです。
開催日:2025年7月19日(土)
時間:19:20 ~ 21:00(予定)
花火大会は雨天決行ですが、荒天の場合は以下のように延期されます。
- 延期日:2025年9月6日(土)18:30 ~
- 9月6日も荒天の場合は、翌7日(日)に順延
打ち上げ数に関しては、公式サイトで具体的な数は明記されていませんが、過去の大会では約7,000発が打ち上げられています。
場所:三重県伊勢市 宮川河畔(度会橋上流)
アクセス
電車:JR・近鉄伊勢市駅(JR側)から臨時シャトルバスで約10分
車:伊勢自動車道伊勢西ICから約15分
地元民おすすめ!混雑を避けられるスポット5選
伊勢神宮奉納全国花火大会は毎年多くの観客で賑わいますが、混雑を避けてゆったりと観覧したい方のために、地元民おすすめの穴場スポットを5つご紹介します。
大仏山公園
- 混雑具合:比較的空いている
- 見え方:視界はやや遠めだが、広い敷地から夜空に開く花火を十分楽しめる
- おすすめポイント:芝生広場が広く、レジャーシートを敷いてのんびり観覧できる。ファミリーやカップルに人気
広大な敷地を持つ公園で、花火をゆったりと楽しむことができます。
ピクニックシートを広げて、家族連れやカップルでのんびり過ごすのに最適です。
伊勢志摩スカイライン 宇田展望台
- 混雑具合:穴場中の穴場(車でのアクセスが必要)
- 見え方:やや遠くなるものの、高台から花火全体を一望でき、ロマンチックな夜景とのコラボも魅力
- おすすめポイント:カメラ好きやドライブデートにぴったり。空いていて落ち着いた雰囲気
高台から花火を一望できるスポットです。
夜景とともに花火を楽しめるため、写真撮影にもおすすめです。
おかげ横丁周辺
- 混雑具合:人は多めだが、会場ほどの混雑はなし
- 見え方:建物がやや視界を遮るが、空高く打ち上がる大玉は十分に見える
- おすすめポイント:花火前に食べ歩きや観光も楽しめて一石二鳥!
伊勢神宮内宮の門前町であるおかげ横丁周辺からも花火を観覧できます。
周辺には多くの飲食店があり、食事を楽しみながら花火を見ることができます。
宮川の堤防
- 混雑具合:比較的混雑するが、会場よりはマシ
- 見え方:打ち上げ場所から非常に近く、迫力満点!音もダイレクトに響く
- おすすめポイント:早めの場所取りが前提。大迫力で花火を楽しみたい人向け
打ち上げ会場近くの堤防からは、迫力ある花火を間近で楽しめます。
ただし、混雑が予想されるため、早めの場所取りがおすすめです。
宇治山田高校周辺
- 混雑具合:意外と空いていて穴場
- 見え方:距離はあるが、建物が少なく花火がよく見える。特に高く上がる花火はバッチリ
- おすすめポイント:駅から近く、帰りの混雑も避けやすいのが嬉しいポイント
伊勢市駅や宇治山田駅から徒歩約10分の場所に位置し、帰りの混雑を避けやすいスポットです。
比較的人が少なく、落ち着いて花火を観覧できます。
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カップルやファミリーにぴったりの静かな観覧場所
伊勢神宮奉納全国花火大会は、ロマンチックな雰囲気や家族との思い出づくりにもぴったりのイベント。
でも、「人混みが苦手…」「ゆっくり落ち着いて花火を見たい…」という方も多いはず。
そんなカップルやファミリーにおすすめしたい、静かでゆったり過ごせる観覧スポットを厳選してご紹介します。
どの場所も、混雑を避けつつ、花火をしっかり楽しめる穴場ですよ!
五十鈴川(いすずがわ)河川敷沿いのベンチ
- ポイント:伊勢神宮内宮からほど近い、自然豊かなエリア。
- 見え方:花火全体は見えないこともありますが、高く上がる大玉はしっかり見える。
- 魅力:川のせせらぎが心地よく、静かな時間を共有できる。デートや小さな子ども連れにぴったり。
朝熊山(あさまやま)金剛證寺展望台
- ポイント:伊勢志摩スカイラインの山頂付近にある展望スポット
- 見え方:遠目にはなるが、伊勢の夜景と花火をセットで楽しめる絶景ポイント。
- 魅力:観光と花火が一度に楽しめる。ドライブデートや小学生以上の子連れファミリー向き。
宇治山田駅西側の住宅街裏手の開けた場所
- ポイント:地元民しか知らないような静かなエリア。
- 見え方:やや遠くなるが、建物の隙間から打ち上げ花火がしっかり見える。
- 魅力:人が少なく、ベビーカーでも安心。地元感あふれる落ち着いた雰囲気が◎。
おはらい町通り裏の小道
- ポイント:おかげ横丁の喧騒を離れた、静かな裏通り。
- 見え方:遮る建物があるため視界は限定されるが、音と雰囲気を楽しめる。
- 魅力:風情ある町並みで散策も楽しめ、カフェや休憩所も充実。雰囲気重視のカップルにおすすめ。
ミタス伊勢の屋上駐車場(※立ち入り可能時のみ)
- ポイント:商業施設の屋上から眺める花火は意外な穴場。
- 見え方:遮るものが少なく、視界良好。中〜遠距離で花火をしっかり確認可能。
- 魅力:トイレや飲食店も揃っているため、子連れでも安心。ベビーカーもOK。

カップルなら“雰囲気重視”で静かな場所を、ファミリーなら“安全&快適さ”を考慮したスポット選びがおすすめ。
人混みを避けつつ、大切な人と素敵な時間を過ごせるスポットを選んで、特別な夏の思い出を作ってくださいね。
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写真好き必見!絶景が狙える撮影ポイント
伊勢神宮奉納全国花火大会は、全国トップクラスの花火師たちによる芸術的な花火が夜空を彩る特別なイベント。
「せっかくなら、カメラに最高の一枚を収めたい!」という写真愛好家のあなたに向けて、絶景が狙える撮影スポットを厳選してご紹介します。
どの場所も、花火と伊勢の自然・街並みが美しく調和した、まさに“映える”ポイントばかりです!
伊勢志摩スカイライン 宇治岳展望台
- 見どころ:高台から伊勢市街と花火を見下ろせる絶好のロケーション。花火と夜景の共演が撮れるスポットとして人気。
- おすすめ機材:三脚+望遠レンズ(200mm前後)
- ひとことアドバイス:日没前に到着して構図を決めておくのがベスト!
構図のポイント: 広角レンズで夜景と花火を一緒に収めると、ダイナミックな写真が撮れます。
宮川堤防(度会橋上流)
- 見どころ:打ち上げ会場に近く、真正面から花火を捉えられる迫力の構図が可能。
- おすすめ機材:広角〜標準ズームレンズ(24〜70mm)
- ひとことアドバイス:風向き次第で煙が流れてくるので、事前の天気確認はマスト!
構図のポイント: 標準から中望遠レンズで花火を大きく捉えると、迫力ある写真になります。
おかげ横丁周辺の高台(五十鈴川エリア)
- 見どころ:昔ながらの街並みと花火を組み合わせた、風情ある写真が狙える。
- おすすめ機材:標準レンズ+NDフィルター(長時間露光も◎)
- ひとことアドバイス:花火単体よりも「風景×花火」で構成を意識すると◎
大仏山公園の丘の上
- 見どころ:人が少なく、ゆったり構図を考えられる穴場。緑と花火のコントラストが美しい。
- おすすめ機材:標準ズーム+三脚
- ひとことアドバイス:広角気味に撮って「余白」を活かした構図が人気!
構図のポイント: 広角レンズで公園の風景と花火を組み合わせると、情緒ある写真が撮れます。
花火撮影のポイントまとめ
- 事前に天気と風向きをチェック!(煙で台無しにならないように)
- 三脚とレリーズ(またはリモートシャッター)は必携!
- 露出:F8〜11、ISO100〜400、シャッター速度2〜10秒が目安
- 構図に「前景」や「地形」を取り入れると映える!



事前に現地の下見を行い、撮影場所や構図を検討されることをおすすめします。
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無料観覧席はある?場所取りのコツも紹介
伊勢神宮奉納全国花火大会は、有料席も用意されていますが、実は無料で観覧できるエリアもちゃんとあります!
ただし、人気イベントだけに無料エリアは早い者勝ち。
快適に花火を楽しむためには、場所取りのコツも押さえておきたいところです。
ここでは、無料で楽しめる観覧エリアと、当日使える“裏ワザ”的な場所取りテクを詳しくご紹介します!
無料で見られるエリアの情報
① 宮川堤防(度会橋の下流側)
- 地図位置:度会橋の南側・堤防沿い(打ち上げ会場からかなり近い)
- 見え方:花火が頭上に上がり、音の迫力もすごい!真正面から見える絶景ポイント。
- 混雑度:非常に高い(午前中から場所取り必須)
- アクセス:伊勢市駅から徒歩約25分、もしくはシャトルバス利用
② 宮川ラブリバー公園(右岸側)
- 地図位置:宮川右岸側(会場の反対側)、河川敷にある広場
- 見え方:花火全体を遠めに一望でき、落ち着いた雰囲気
- 混雑度:比較的ゆったり(夕方からでもOKなことも)
- アクセス:伊勢市駅から徒歩30〜40分、自転車もおすすめ
③ 度会橋の上(歩行者通行可の時間帯あり)
- 地図位置:宮川にかかる橋の上(交通規制により歩行者専用になる時間帯あり)
- 見え方:花火を正面にとらえる絶好の位置。視界がひらけていて写真映え◎
- 注意点:立ち止まり観覧禁止の年もあるので、警備員の指示に従って
早めの場所取りがカギ!おすすめの時間帯とは?
場所取りのコツと注意点についてまとめます。
朝~昼のうちに現地入りするのがベスト!
無料エリアは、場所によっては午前中から埋まり始めます
特に良いポジションを確保したいなら、遅くとも午後3時〜4時ごろまでには到着を。
レジャーシート&荷物での“仮取り”は不可な場所も
自治体によっては無人での場所取りが禁止されている場合があります。
必ず誰かがその場にいるようにしましょう。
日除け・虫よけ・簡易イスを持参すると快適度アップ!
日中は暑く、夕方には虫が出ることも。日傘や帽子、虫よけスプレーがあると安心です。
花火の風向きをチェックしよう!
煙が自分の方向に流れてくると、花火が見えにくくなることも。
当日の風向きは事前に天気予報でチェックし、風下はなるべく避けましょう。



無料観覧エリアでも、しっかり準備すれば花火を存分に楽しめます!
場所取りは少し大変ですが、その分、お金をかけずに最高の夏の思い出がつくれるはず。ぜひ、早めの行動と事前準備で、ベストポジションを確保してくださいね!
混雑を避ける裏ワザ7選
伊勢神宮奉納全国花火大会は、全国から観客が集まる超人気イベント。
会場周辺は人、人、人…で、移動もトイレも買い物も一苦労なんてことも。
でも、ちょっとした“裏ワザ”と“事前準備”があれば、混雑を上手に回避しながら花火を楽しむことができますよ!
場所取りは午前〜昼すぎが勝負!
特に無料観覧エリアや人気の堤防沿いは、夕方にはすでにいっぱい。
快適に観たいなら 遅くとも15時までには現地入りがおすすめです。
伊勢市駅より「五十鈴ヶ丘駅」などを利用
メインの伊勢市駅は混雑必至。
1駅離れた「五十鈴ヶ丘駅」や「宇治山田駅」を利用すると、人混みを避けやすく、帰りの混雑も緩和されます。
帰りの切符は“往復”で買っておく
特に電車帰りの人は、 行きに帰りの分も買っておくのが鉄則です!
切符売り場の長蛇の列に巻き込まれずに済みます。
屋台は16時台が狙い目!
17時以降はどのお店も混み始めます。
早めに買って、観覧場所でゆっくり食べるのがおすすめです。
トイレは仮設より近隣施設をチェック
仮設トイレは長蛇の列になることも。
近隣のショッピングセンターやコンビニなど、比較的空いている場所を事前にリサーチしておくと安心です。
帰りは“少し時間をずらす”のが吉
花火終了と同時に一斉に動くのは、まさに“地獄の混雑”。
終了後20〜30分はその場でゆったり余韻に浸るのも◎。
シャトルバスより“徒歩”移動が早いことも
状況によっては、バス待ちの列より歩いた方が早いことも。
履き慣れた靴で、徒歩ルートもチェックしておくのがおすすめです。



伊勢神宮奉納全国花火大会を快適に楽しむためには、混雑を避ける“ちょっとした工夫”と“万全の持ち物”がポイントです!
アクセス情報と交通規制について
伊勢神宮奉納全国花火大会は、例年多くの来場者で賑わうため、会場周辺では交通規制が実施されます。
2025年の第73回大会に関する具体的な交通規制情報はまだ発表されていませんが、過去の大会を参考に以下の情報をお伝えします。
最寄り駅・シャトルバス
最寄り駅:
JR「山田上口駅」から度会橋まで約900メートル
近鉄「宮町駅」から度会橋まで約1,500メートル
JR・近鉄「伊勢市駅」から度会橋まで約2,200メートル
伊勢市駅からは、会場までの臨時バスが運行される予定です。所要時間は約10分、運賃は大人210円、小児110円です。
お車をご利用の場合:
- 伊勢自動車道「伊勢西IC」から外宮方面へ約5km(約15分)
- 「玉城IC」から約8km(約20分)
大会当日は、午後3時頃から会場周辺が混雑し、特に県道37号線を中心に渋滞が予想されます。
会場周辺は駐車禁止となっており、迷惑駐車はさらなる渋滞を招く原因となりますので、マナーとルールを守りましょう。
臨時駐車場について(2024年の情報)
過去の大会では、主催者が設置する臨時駐車場が複数箇所用意ました。
以下は過去に用意された駐車場です。
- 宮川親水公園:約450台
- 三岐通運:約100台
- 城田中学校グラウンド:約230台
- 早修小学校グラウンド:約160台
- 中島小学校グラウンド:約160台
- 厚生小学校グラウンド:約110台
- 旧ハワイ伊勢店:約220台
駐車料金は1区画一律2,000円で、再入場はできません。
臨時駐車場の開場は午後3時からとなっており、開場前に駐車場付近に並ぶことは禁止されています。
また、小中学校のグラウンドは天候等により使用できない場合がありますので、ご注意ください。
最新の情報は分かり次第追記します。
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交通規制エリアと通行止め時間
伊勢神宮奉納全国花火大会2025の開催に伴い、会場周辺では交通規制が実施される予定です。
具体的な規制エリアや通行止めの時間帯については、伊勢市公式ホームページで最新情報が発表され次第、ご確認いただくことをおすすめします。
交通規制エリアと通行止め時間(2024):
- 規制エリア:会場周辺の主要道路
- 通行止め時間:花火大会当日の午後5時から午後11時まで
- 公共交通機関の利用推奨:会場周辺の混雑が予想されるため、公共交通機関のご利用をおすすめします。
- 事前確認:最新の交通規制情報を事前に確認し、余裕を持った行動を心がけましょう。
- 安全確保:交通規制区域内では、警察官や係員の指示に従い、安全に行動してください。



事前の情報収集と計画的な行動を心がけましょう。
まとめ
伊勢神宮奉納全国花火大会2025は、ただの花火大会ではなく、日本の伝統と職人の技が融合した、心に響く一大イベントです。
有料席も魅力的ですが、混雑を避けながら楽しめる穴場スポットや無料観覧席を活用すれば、コストをかけずに最高の花火を味わうことができます。
地元民しか知らないような静かな場所や、撮影にぴったりの絶景ポイントも知っておけば、夏の思い出はより一層特別なものに。
また、混雑回避の裏ワザや持ち物リスト、交通情報の事前チェックも万全にしておけば、当日はストレスなく花火に集中できます。
2025年の夏、伊勢の夜空に咲く大輪の花を、ぜひ“自分だけのベストポジション”から楽しんでくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
\花火観覧の後は露天風呂で贅沢な時間を!/
伊勢駅前でアクセス良好!全室露天風呂付の宿です



